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座りっぱなし

「座りっぱなし」について
健康のため運動したほうが良いことは良く知られていますが、運動をするのと同じくらい、『じっとしている時間を短くする』必要があることが分かってきました。
トロントの研究チームが、これまで発表された『非活動時間と疾患リスク』に関する47論文を解析したところ、じっとしている時間(デスクワークやテレビの視聴など)が長すぎる人は、たとえ定期的に運動していたとしても、心臓病・糖尿病・癌・早期死亡のリスクが高いことが分かりました。極端な話、毎日1時間ジムで運動していたとしても、残り23時間ずっとじっとしていたら、やはり疾患リスクが高くなるのです。
非活動時間と運動時間は独立した因子であり、健康のためには、運動をすること・座る時間を短くすること、の両方が必要なのです。

なぜ、非活動時間はそんなに悪いのでしょうか。
長時間じっとしている人の疾患リスクが増えたのは事実ですが、その道筋の全てが明らかになっているわけではありません。ただ、重要な要因として代謝の低下が挙げられます。座ってすぐに筋肉はリラックスし、有意な程度まで代謝が遅くなります。カロリー消費は歩行時の70%に低下。
やがて脂質が蓄積し、インスリンの効きが悪くなり...種々の疾患に繋がっていきます。

では、どうすればよいでしょうか。
小さな動きで座っている時間を細かく切ることが勧められています。
生活の中のミクロな活動が、定期的な運動習慣に付け加えて(定期的な運動の代わりではなく!)必要なのです。
実行可能なものも、難しいものもあると思いますが、手始めに出来そうなこと1つから。

19歳から64歳の方へのおススメ
一日を通して、座る時間を短くなるべく動くようにしてください。
●電車やバスでは立つように。
●階段を使ってください。
●座っている時間が30-60分経過したことを知らせてくれるアラームアプリを使ってみる。
●立って電話を取る。
●休憩時間に少し歩きまわる。
●会社内で、メールや電話の代わりに同僚のところまで歩いて行く。
●ときどき立ってPC作業をする。(海外では立ってPC作業が出来る机があるそうです。)
●テレビを見ているとき、コマーシャルの間は立ち上がる。

更に高齢の方へのおススメ
軽い運動になることを進んで取り入れてください。
出来る限り、ご自身の足で立ち歩いてください。
●テレビやコンピューターの前で長時間じっとしているのは避けてください。
●テレビコマーシャルの間は立ち動いてください。
●電話をかけている間、立ってください。
●可能な範囲で階段を使ってください。
●地域の活動に参加してください。
●活動的な趣味を持ってください。