麻布十番の内科・産業医/高津クリニック(こうづクリニック)

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高津クリニック

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二十四節気と健やかな暮らし

夏至
一年で一番日が長く夜が短い頃

乃東枯る(なつかれくさかれる)6/21~6/25頃
うつぼ草が枯れていく

菖蒲華さく(あやめはなさく)6/26~6/30頃
アヤメが咲き始める

半夏生ず(はんげしょうず)7/1~7/6頃
半夏の葉が白く染まる

夏至は一年で一番日が長く、大きな季節の節目です。クーラーも冷蔵庫もない時代、蒸し暑くなる季節はしばしば病気がはやりました。この時期に葉が白く染まる半夏(はんげ)は漢方薬では大切な生薬で、『体の中心線(口・のど・食道・胃・気管支)に余った水を排除する』という作用があり、吐き気・嘔吐などに使われます。生薬は不思議な効き方をします。

6月末に行われる『夏越の祓』は、茅の輪くぐりや人形(ひとがた)流しを行って半年分の穢れを落とし、後の半年の健康と厄除けを祈願する行事です。昔の人は折にふれて、厄を落とし穢れを落とし、健康を祈りました。それでも体調を崩してしまったときは生薬の力を借りて。懸命に暮らしていたのだな、と思います。

今はクーラーも冷蔵庫もある時代ですが、気温と湿度が上昇してくると、やはり体調不良は多くなります。急に暑くなると注意をしなければいけないのが熱中症です。熱中症は、暑さと湿度が原因で起こる体調不良で、体温の異常な上昇による内臓障害と脱水症による症状が組み合わさって起こります。

熱中症の仕組み

体温が上昇すると血流が皮膚に集まって汗を作り、汗が蒸発することで体温が下がります。ただ、この間、脳・肝臓・腎臓などその他の臓器の血流が悪くなりますので、この状態が長時間続くと限界を超えてしまい、内臓機能障害に繋がります。また水分やミネラルを摂っていないと汗そのものが作れず、湿度が高いところでは汗が出ても蒸発しないので、いずれの場合も体温が下げられません。このような状況で熱中症が発症します。熱中症は誰でもかかりますが、高齢者・乳幼児・持病のある方・屋外で仕事をなさる方・スポーツ競技者は特に注意が必要です。

●自宅で熱中症
高齢の方は、持病がある場合が多い・のどの渇きに気づきにくい・夜間トイレに起きないように水分摂取を控える・エアコンを嫌う・防犯のため窓を閉め切る、など悪条件が重なりやすく自宅で熱中症を発症する事例が増えています。また、発症が緩やかで(2-3日かけて症状が出てくることもある)ご自身も周囲も気づかず、対処が遅れて重症化する場合もあります。

●職場で熱中症
火を使う職場(調理場など)で働く方もハイリスクです。

●日常生活で熱中症
屋外に駐車してある車の中・サウナでは、たとえ短い時間であっても急激に発症する事があるので、十分に注意が必要です。長風呂も要注意です。暑くて湿度が高い日に屋外で長時間活動(仕事・スポーツ)するときに、適切な対処を取らないと発症します。

重症度と対処

●1度 応急処置と見守り。改善しなければ医療機関へ
症状:めまい・立ちくらみ・生あくび・大量の発汗・こむらがえり・筋肉痛
対応:活動を中止する。涼しい場所に移す。衣服を緩める。水をかけて扇ぐ。脇や足の付け根を冷やす。水分・塩分を補給する。回復した場合も24時間は十分な水分補給に努め休養をとる。

●2度 医療機関へ!
症状:頭痛・嘔吐・倦怠感・虚脱感など
対応:脱水症改善のための点滴や、重症化しないか・臓器傷害が起きていないかの見極めが必要です。
まず、1度と同じような対応をとり、すみやかに医療機関を受診してください。

●3度 救急対応が必要です!!
症状:意識障害、けいれん、40度以上の体温、まっすぐ歩けない
対応:1度と同じ対応を取りながら救急車を呼んでください。

予防

●規則正しい食事と睡眠で体力をつけてください。食事は水分と塩分の大切な補給になります。
●室内では風通しをよく、気温が高い場合はエアコンを使ってください。
●風通しの良い緩めの服装を。外出時には帽子、サングラスなどで日光から身を守ってください。
●出来れば暑い日中の活動・外出は控えて。
●水分補給が大事です。汗で身体のミネラルも失いますので、経口補水液やスポーツドリンクなども使ってください。おしっこの色が濃くなったり、量や回数が少なくなってきたら脱水が始まっているサインです。
●徐々に暑さに慣れていってください。夏に向けて、少しずつ暑い環境を経験して、汗をかく練習をしてください。くれぐれも無理の無いように。

掲載日:2018年6月21日
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