麻布十番の内科・産業医/高津クリニック(こうづクリニック)

内科・訪問診療  各種保険取扱

  • Switch to English version
  • 日本語版で表示中

高津クリニック

アクセスへ
メニューを開く

二十四節気と健やかな暮らし

清明
全てが清らかで生き生きする頃

玄鳥至る(つばめきたる)4/4~4/8頃
南から海を越えてツバメが渡ってくる

鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)4/9~4/13頃
雁が北のシベリアに帰っていく

虹始めて見る(にじはじめてあらわる)4/14~4/19頃
空気が潤い虹が見え始める

ツバメと雁が入れ替わるように渡る季節。私たちの暮らしでも新入学や就職など新しい毎日が始まり、清々しく、そして少し緊張する季節です。

緊張感とおなかの調子はとても深く関連しています。腸と脳は神経でつながっていて、脳が不安やストレスを感じると、その信号が腸に伝わって下痢を起こしたり、逆に便秘になったりなどの不調が起こることがあります。

ストレスが大きな要因となって慢性的におなかの不調を繰り返す疾患は、過敏性腸症候群と呼ばれています。命に関わる病気ではありませんが、症状が強い場合はトイレの問題で学校や会社に行きづらくなったり、外出を控えたりするなど、生活に負担がかかります。特に下痢症状は、通勤・通学の途中で、試験の前に、大事な会議の前に、旅行先で、急におなかが痛くなりトイレに駆け込む、慌ててトイレを探す、大事な場面でおなかを下してしまう…。日常生活の場面で困った状況を作ります。

このような状況が更なるストレスとなり、それが腸に伝わり、おなかの調子を悪化させる。過敏性腸症候群の患者さんは脳からの信号に腸が敏感になっており、症状の悪循環が起こります。

同じく慢性の腸の病気である大腸がんや潰瘍性大腸炎などは、血液検査や大腸内視鏡検査などに異常が見られて診断されますが、過敏性腸症候群は腸の動きや働きの問題であり、一般的な検査には異常が見られません。検査に異常が無いのに慢性的に腸の不調が続く時にこの病気が疑われます。

治療には生活の工夫と内服薬があります。

●慢性のストレスが大きな要因となっていますので、可能であればストレス対策を。

●食事の注意;
過敏性腸症候群の方は、炭水化物や脂質が多い食事、コーヒー、アルコール、香辛料によって症状が悪化することがありますので、症状と関連する場合は摂取を控えて下さい。発酵食品、ガラクトオリゴ糖・ポリオール(甘味料)・乳糖・果糖などを含む食品は、小腸内で消化・吸収されにくく、大腸に入ると発酵が促進されてガスを産生。おなかの張りや下痢症状を悪化させたりします。このような食品を控えることで症状が和らぐことが最近注目されています。

●腸内細菌への働きかけ;
最近、過敏性腸症候群に腸内細菌の乱れが関連していること、腸内細菌を整えることで症状が軽減することが分かってきました。ある種の腸内細菌(善玉菌)はストレスに対する脳の反応を和らげるという研究結果が出ており、海外ではサイコバイオティクス(こころの善玉菌?)と呼ばれています。サイコバイオティクスは脳からの指令で出されるストレスホルモンの分泌を抑え、また、脳から腸へつながる自律神経活動を調節して、不安や不眠の緩和といった抗ストレス作用や、過敏性腸症候群のお腹の不調を正常化する作用があると言われています。

●いわゆる下痢止めや下剤ではなく、過敏性腸症候群の症状を改善するお薬が開発されています。その他、それぞれの方の症状にあわせたお薬がありますので、医療機関にご相談下さい。

慢性的な腸の不調がある方は、まず、原因が何かを調べてみてはいかがでしょうか。 検査に特に異常が無いといわれた場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。そしてその場合、お薬や生活習慣で改善できるかもしれません。

掲載日:2018年4月4日
▲ページトップに戻る
  • 立春
  • 雨水
  • 啓蟄
  • 春分
  • 清明
  • 穀雨
  • 立夏
  • 小満
  • 芒種
  • 夏至
  • 小暑
  • 大暑
  • 立秋
  • 処暑
  • 白露
  • 秋分
  • 寒露
  • 霜降
  • 立冬
  • 小雪
  • 大雪
  • 冬至
  • 小寒
  • 大寒

Copyright All Rights Reserved. KOZU CLINIC.